ユニリーバとオービタル・インサイトが提携:「農場から食卓」までのトレーサビリティの実現へ

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Orbital Insight(オービタル・インサイト)は、森林破壊を止めるという共通の使命のもと、このたびユニリーバ様と提携しました。本取り組みを発表することができ、誇らしい思いです。

弊社 Orbital Insight はパーム油と大豆の移動を、(市場に流通する以前の)いわゆる「ファーストマイル」の小規模農家までさかのぼってデジタルで追跡します。これにより、ユニリーバ様がこれら作物のサプライチェーンの状況を、かつてなく詳細に把握することをご支援します。ユニリーバ様は、地理空間、衛星画像分析および AI の組み合わせを含む地理空間分析を導入し、高度なサプライチェーン・インテリジェンスを新たに実現します。

詳くは Bloomberg 社の記事CNBC社の記事をご覧ください。

ユニリーバ様のサイトにも特集記事が掲載されています。

新しいトレーサビリティの仕組み

従来のサプライチェーンのトレーサビリティでは、既知のパーム油工場を中心とした半径 50 km が対象範囲とされています。その区域内の農場は、直接の供給者であるとみなされます。

私たちは、テクノロジーを活用すれば、より客観的かつリアルタイムなトレーサビリティの手法を提供できると知っていました。例えば匿名化された GPS 信号により、2 地点間のトラックの移動を把握できるため、以前は不可能であった規模で、様々な直接の供給者のつながりを明らかにできます。さらに、衛星画像分析によって過去および進行中の森林破壊のモニタリングが可能であり、サプライチェーンが倫理的なものであるよう、確実に図ることができます。

ユニリーバ様のビデオ、「Transforming Supply Chain Transparency (Unilever Palm Oil Traceability)(サプライチェーンの透明性の変革/ユニリーバ パーム油のトレーサビリティ)」で同社の取り組みが紹介されています。

Unilever Palm Oil Traceability
ユニリーバ | 最高サプライチェーン責任者
マーク・エンゲル(Marc Engel)氏

”状況をより明確に把握すれば、森林破壊などの問題に伴うリスクを推定しやすくなります。私たちは(事実を)誰よりも早く知り、誰よりも早く行動を起こしたいと考えています。”

ビジネス成長を促す「可視性」を獲得

ユニリーバ様が地理空間分析の活用により、いかに客観的かつリアルタイムのサプライチェーン・インテリジェンスを取得しているか、かいつまんでご紹介しました。

この技術はパーム油だけでなく、その他、綿花の調達・チョコレート生産・家具製造に至るまで、様々なサプライチェーンへの応用が可能です。

様々な企業のお客様が、弊社が提供するプラットフォーム「Orbital Insight GO(オービタル・インサイト ゴー)」を日々、使用しています。弾力性に富むサプライチェーンの構築や競合他社の活動の理解から、投資機会の特定にいたるまで、Orbital Insight GO はお客様の多様な目的の達成をご支援します。

詳しくはデモをリクエスト、または日本支店までお問合せいただき、GO がどのようにお客様のお役に立てるか、ご確認ください。

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Orbital Insight 日本公式ブログ
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Written by Orbital Insight 日本公式ブログ

地理空間分析サービスを開発・提供する、Orbital Insight(オービタルインサイト)の公式日本ブログです。英語版はこちら→ https://medium.com/@orbital_insight

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